屈辱ポンチ/町田康

勢いで読了 
けものがれ、俺らの猿と」が読みたくて
読んだら映画がいかにダメだったか かが分かる
永瀬正敏鳥肌実(キャラが小説そのまま)の演技は決して悪くない
あとプロデューサー役の人もいい(名前忘れた) 芝居してる人は悪くない
それ以外がだめだな 監督が悪い
何よりテンポが悪い ほんとにプロモ出身かよ(関係ないか?)
気を衒ったキャスティング、演出で無駄に話から注意を散らして
間延びする事この上ない 後半頻出するイメージ
あの夕焼けのトンボ?の 良く分からん
あれ原作にねえじゃねえか 家の落書きとかも 
小説のは主人公一人目線でだらだら ぐいぐいすすむ
な つんのめり感が気持ちいいのに
そして音楽も全然 映画の中に「歌」は難しい
干渉しすぎる ストーリーに*1
初監督作でやりたいこと詰めすぎたのがイカンと思う 
石井聰互とかだったらすごいよかっただろうに(臭そうな映画撮りそうで)

もう一編の「屈辱ポンチ」もダメな男のぱっとしないひと騒動
の話 大好き パンクロッカーは喧嘩に弱いのだ

*1:その分「マグノリア」や「ユリイカ」であれだけ強烈にクる 泣ける